亀みたいな大学生の日常

こんにちは! 大阪のとある大学に通う大学生の日々の記録帳です。

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マチカネワニって知ってるか?

こんにちは!じょん。です!

突然ですが、マチカネワニって知ってます?

昔日本に住んでいたとされるワニなんです。まあそのワニの化石が初めて発見されたのが大阪大学豊中キャンパスの理学部棟の辺りなんですよね。まあそれもあって、阪大ではワニ博士というキャラを作り、やたらプッシュしてます。まあほとんどの大学生は「なんやねんマチカネワニて」って感じやと思いますけどね笑

今日は大阪大学にいる人ならもちろん、全く関係ない人でも、みんなに知っておいてもらいたいなーと思い、マチカネワニについて知ってることをノロノロと書いていこうかなと思います。

 

まず、マチカネワニは40万年前ぐらいに生きていたとされるワニさんです。体長はおよそ7mほどです。今のワニも大きいとそんなもんあるはずですが、そのサイズまで大きくなることは極めて稀なのでかなり大型種であると考えていいんじゃないかなと思います。

 

さて、簡単に説明しましたが、この阪大のマチカネワニの何がすごいのかって話です。いくつかすごいところを紹介したいと思います。

 

まず、「この発見で初めて日本にワニが生息していたということがわかった」ということです。想像してみてください。ワニってどこに住んでるイメージですか?だいたい熱帯でしょう。生息していた当時の日本も今の気候とさほど変わりはないことからまあ住んでないんじゃね?って思われてたわけです。ところがどっこい。温帯の日本でワニの化石が見つかったわけです。このマチカネワニの発見により日本にもワニがいたんか!!ってなったわけです。

 

 

次に「かなり状態のいい化石が発見された」ということです。大抵の場合、歯だけ見つかった!とか指だけ見つかった!ってことが多いんですが、阪大で見つかったマチカネワニの化石は尻尾などが見つかってないなどはありますが、ほぼほぼ全身の化石が発見されました。今後、新しい化石が見つかったときはこの化石を参考にそのワニ化石がマチカネワニマチカネワニでないかという判断が出来るぐらいの質の化石です。(このような化石をタイプ標本なんて言います)

 

また、「新しい属のワニだった!」ということも重要でしょう。当初はマレーガビアル属という属じゃないかと考えられていました。(マレーガビアル属は東南アジアに1種のみ今の生息) しかし、発表当時からいろいろな点で異なる点があると指摘があり、研究が進み、マチカネワニは新しい属であると今は考えられています。

 

この辺のところがマチカネワニのすごいところではないでしょうかね。そりゃ、阪大もこれを大々的にプッシュしますわ笑笑

 

このマチカネワニはヨーロッパの方に祖先があり、そこから東へ東へと進化をしながらきたのではないかと考えられています。台湾や中国でも似た化石が見つかっているそうなのでいずれ進化の歴史が辿れるようになるかもしれませんね。

 

今日は少し短めですが、この辺で〜